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2010年6月25日 (金)

ラクシャのはなし 2

「ラクシャのはなし」第二回は、ダンサーズハレムについてお話します。
前回同様、製作の息抜きに書いてるのでろくに推敲もしてない駄文ですが、
設定とか裏話とか好きな方はどうぞです。

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●「ダンサーズハレム」のコンセプトと「ハレム」という言葉
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ダンサーズハレムですが、こちらはあくまでも前作の補間的な位置づけなので
コンセプトはまんま「ラクシャ外伝」。続編じゃないです。閑話の話ですね。
完全に前作ラクシャを楽しんでもらえた方用ということで。
あとは続編に向け、イレネなどの他踊り子達の紹介も兼ねてます。
内容については未プレイな方も多いと思うので、今回は「ハレム」というものについてのお話。

「ダンサーズハレム」

言葉から複数の娘となんやかんや~と思われた方も多いといいますか、それが殆どだと思いますが、
実は言葉のイメージが持つ「ハーレム」だけではなく「ハレム」という、
もう一つの言葉の意味も込められています。

これだけだと何の事だか……と思われてしまうので詳しく書いていきましょう。
まあそもそもハーレムだと、個人的には米国の黒人街の方が先に浮かんでしまうのですが…。
とりあえず、「ハーレム」と「ハレム」という言葉で、きっちり意味を分けて考えるという所から。

日本語で「ハーレム」というと、一人の男が複数の女性と~ってイメージだと思うのですが、
本来の砂漠世界で使われている「ハレム」というものは、
スルタン(王様)が自分の妻を住まわしている後宮の事を意味します。

王は国中の若い娘を妻に迎え後宮に住まわすと言う事から、それを最初に知って
伝達した西欧人は色々勘違いし、男の願望混じった伝わり方をしたんだと思いますが、
個人的に「ハレム」というものは、そんな複数とどうこうとか酒池肉林とかではないと思ってます。

これはどちらかというと、「複数の女性との酒池肉林の場」というより、
王が自分の妻を他の男の目に触れさせない事を目的とした「男子禁制の場」としての
意味合いが強いのではと。浮気や貞操に厳格な砂漠世界だからこその話で。
規模が段違いですが、日本で言うと「大奥」に近いのかもしれません。
もうちょっと難しい言葉でいえば「禁裏」とも表せます。

王宮に召し上げられた娘は王に一度抱かれ、その後はハレムに入れられる。
しかしその後は一生抱かれることもなく、その館で怠惰に過ごす~なんて話もありますし、
少なくとも後世に伝わっている肉欲的なイメージとはかけ離れていたと思います。
「ハーレム」というとエロさを感じるけど、「大奥」「禁裏」というとそんなエロさは感じないでしょう。

俗語としてのハーレムは複数の女性がいる、あるいは関係を持っている状況を意味しますが、
本来のハレムは館そのものや制度の事だけを意味し、
多分後宮に一人しか娘が住んでいなくても「ハレム」と呼んだのでは。
ぶっちゃけ男がいなかったり、性的な事など一切無くてもハレムであると。
ここらへんはイメージ優先の異文化が他国に伝わる際に必ず起こる、滑稽な齟齬というやつですね。
日本の文化も色々と変な伝わり方してますし。特に変なのとして「忍者」とか。

今回のラクシャ外伝においては、上記の砂漠世界でのハレムを採用しているので、
「ダンサーズハレム」といっても、
「カリムが複数の踊り子達と肉欲の日々」だからハレムにしたのではなく、
「娘しかいない男子禁制の館=ハレム」という意味合いから
「踊り子達の館」=「ダンサーズハレム」と名づけました。

勿論カリムがモテているというのも事実ですし、俗語的なハーレムという意味も込められてはいるので、
複数とどうこうと思われていても間違いではありません。むしろそちらの認識の方が大多数かと。
ですが「ハーレム」という意味合いに、上記のような「ハレム」という意味合いも込めて
今回のタイトルはつけたのだということで…。

まあこれはプレイされた方なら、バハル邸が男子禁制に近いという事や、
館の中で踊り子の娘達が男の目を気にせず奔放にしている事などから、
この男子禁制な意味の「ハレム」と肉欲的な意味の「ハーレム」の違いというものが
なんとなく分かって貰えるんじゃないかなあ……と、思ったり思わなかったり。

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こんな感じで第二回も終了。
今回は設定というよりこぼれ話に近かったような。

次回は個別のシナリオやエピソードについて書くことにしましょう。
ネタバレとか多少は出てくるかもなのでよろしくです。

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