フォト
無料ブログはココログ

« ラクシャのはなし 2 | トップページ | アイマス・ザ・ファンタジーのはなし »

2010年6月25日 (金)

月と太陽のラクシャルキを振り返って

ラクシャ製作中は変な先入観とか持って欲しくなかったので制限してましたが、
製作も終了した今、これからはガンガンと書いていきます。

それにしても外伝含めて三作ですか。
いや、一作で終わる予定だったのに、三作も出すとは思ってませんでした。

そもそもこの作品、最初からゲームにしようとか思ってたわけじゃありません。
きっかけは、コミティアで出したコピー誌にちょろっと描いた踊り子さんの絵。
それを見た方に「この踊り子さんに惚れました」みたいな事を言われ、
「じゃあこのキャラでゲームでも作ってみっか」と思い立ったのが最初。
いやもうそんな物凄い突発的というか、行き当たりばったりな製作開始でした。

当然シナリオとか何にも無いので、踊り子だし砂漠だし、千夜一夜物語をモチーフにするか。
主人公は……千夜一夜物語ならやっぱり王子か商人か染め物屋だな。
とかそんな感じにわりと悩まずトントンと進めていき……。

一作目発表後、面白かったという感想を結構貰えて、急遽予定を変更して続編の製作と。
なんだか踊り子のようにその場のノリのまま踊ったって感じです。
とりあえず砂漠世界の物語として、自分が描きたいと思ったものは問題なく出せたので満足ですね。

思い返せば製作中何がキツかったって、
やっぱりラクシャのボリュームで一年に二本出したってことですか。
システムとかOPムービーとか色々犠牲にしても製作スピード上げたんですが、
流石に一人製作のキャパは超えちゃってたんですかね。
平日昼間は当然仕事をやっているので、その後の夜から製作始めるんですが、
これが連日夜中の三時くらいまで。それが半年とか続くんですよ。夏と冬で二回。
そんな感じで、睡眠時間程度ならまだしも、生活や休日や仕事まで犠牲にして作ったので
素で倒れそうになった事が何度か。いや実際倒れたのか。

夜中に水を飲もうと台所に立って冷蔵庫を開けた途端に立ち眩みでぶっ倒れまして、
そのまま台所の床に大の字で後頭部打ち付けました。10分くらい気を失ってたかな。
しかもそれ冷蔵庫を開けっ放しだったから「ピピピピ」とか警報なって、それで目を覚ますという(笑
久々に「このまま製作してたら自分死ぬんじゃないか」と思った瞬間でした。

仕事での無茶はわりと頻繁にやってますが、
趣味でやってるプライベート作品までこうなるとは思わなかったです。
それだけラクシャに力入れて製作に望んでたって事かもしれませんが。

実製作ですと8~10時間程度のシナリオがキツかったかな。
自分でやってみて本職のライターの人は凄いなあと。
30時間とか書いてるんですよね。無理だって。
とはいえ自分の本職のCGでも、立ち絵、イベントCG、背景CGと全部自作だったんで、
仕事では手が早いと自負してる自分でもかなり厳しかったものですが。特に背景が。
資料見ながら建物とかのデザイン画から起こさないといけませんでしたし。
古シルクロードの資料なんて殆ど無いんですよもう。
仕事の打ち合わせの帰りに図書館とか古書店に足を運んで資料を漁ってました。

しかしそんな思い返せばツラいと口にしてばかりのラクシャ製作ですが、
苦労しただけあって、それが完成した時の喜びと達成感は凄いものがありました。
連日の徹夜で疲れている筈なのに、夜の街を走り出したい気分に。
これだからクリエイターはやめられないって感じですかね。
作品が完成するその時その一瞬を味わう為に自分はクリエイターやってんだって心底思いました。

それに今回培ったノウハウと技術は仕事の上でも強い財産になったのかなと。
なんたって、最後の方は「如何に面白いゲームを作るか」じゃなくて
「どれだけ速く作業をこなすか」になってましたから。
作業しながらも効率的なノウハウを考え研ぎ澄ます日々。
もうラクシャのCGとか1日3枚とかのペースで塗ってました。
左手でノートPCにシナリオ書きながら、右手で2DCGを描き、
別PCでは3Dのレンダリング(仕事)をしてるっていう、傍から見たら笑える製作現場。

まあ一度それで停電した時はこの世の絶望を味わいましたが。
思い返せばそれが一番辛かったことになるかな。


最後に。

この「月と太陽のラクシャルキ」という作品が一作だけでなく三作まで続けられたのは
やはり面白いと応援してくれた方々、皆さんの言葉あっての事だったかと思います。
発表以降、このキャラが好きだとか世界観が良いだとか、色々拍手やらメールやら感想をいただいて。
凄い製作のカンフル剤になりました。普通に嬉しかったですね。

2に関しては残念ながら好評だけではなく、イマイチだという拍手感想も貰っちゃいまして(苦笑
できれば好評の中で後を濁さず終わらせたかったんですが、いやー期待に応えられず申し訳ない。
もうちょっとどうにかなったのかなあと、自分の力量の無さを痛感しております。

ラクシャに関してのゲーム製作はこれにて終了となりますが、
気が乗れば漫画や小説でも描いてみようかとも思っているので、
いるかわからないラクシャファンの方は、どうぞ気長にお待ちくださいませ。

ラクシャをプレイしてくれた皆さん。
そして踊り子姉妹やカリム達、ラクシャ世界の皆を愛してくれた皆さん。
シルクロードや砂漠世界に興味を持ってくれた少しの皆さん。
アスワドやサファリが好きなほんの少しの皆さん。
本当にありがとうございました。一人の製作者としてお礼を申し上げます。


●ラクシャ感想
ラクシャでいただいた拍手やメール感想をちょこっと紹介。
大体お好みのキャラについて熱く書かれてたり、
その他では作品の雰囲気が良いとか商人の話についてとかですかね。
やはりメールよりも気軽な拍手が多かったです。

アシェーナやライラが大好きだとか、屋敷の踊り子達が好きだとか、
ナイアをもっと出してくれだとか、カリムの商人話が面白いだとか、
アスワドがカッコいいだとか、アーリが可愛いだとか、
プリムが馬鹿可愛いだとか、女王の話をもっと読みたいだとか。

キャラを多く出したからかもしれませんが、結構キャラ人気はバラけてた印象です。
ヒロインのアシェーナとライラが一つ出てたのは良いとして、
その他は誰の人気が高いかまったくわからなかったとか。

ただ2だと間違いなくヒロインのプリムより女王の方が人気ありました。
ああ、可哀想なプリム。今頃シャルミラの宮廷にて、サディア相手に涙目で愚痴ってることでしょう(笑

感想の方はまだまだお待ちしておりますので、
何かありましたらお気軽に拍手にでもどうぞです。

---------------------------------------------------------------
さて、次回はラクシャの裏設定でも。
モチーフにもなった千夜一夜物語なんかの話になりますかね。
それからカリムやアシェーナのキャラ設定にもつっ込んでいきますか。

« ラクシャのはなし 2 | トップページ | アイマス・ザ・ファンタジーのはなし »